リップバンウィンクルの花嫁



皆川七海(黒木華)は、学校でも生徒に馬鹿にされるさえない臨時教師。

SNSで鉄也と出会い結婚することに。

七海側の結婚式に出席する出席者が少ないことから、なんでも屋の安室(綾野剛)に来賓を手配したもらうことにした。

結婚後、鉄也の浮気相手の旦那が訪ねてきて、浮気が明らかになる。

七海と浮気相手の旦那とホテルの一室で話し合いすることになり、

その密会の映像を撮られてしまう。

義母に密会の映像をネタに浮気の罪をかけられ七海は家を離婚することに。

失意の七海に、安室が月給100万円のバイトを紹介する。そこでメイド仲間の里中真白(Cocco)とであう。


リップバンウィンクルとは、

アメリカの小説家ワシントン・アーヴィングの書いた小説の主人公の名前。

リップは森に迷い込んで酒盛りし、酔っ払ってぐっすり眠り込んでしまい、起きたら20年たっていたという話。


黒木華 皆川七海

綾野剛 安室

Cocco 里中真白

原日出子 鶴岡カヤ子

地曵豪 鶴岡鉄也

監督 岩井俊二 原作 岩井俊二 脚本 岩井俊二

0:37

ウエディングドレスを着てベッドで



2:42 

真白の母にお骨を届けに



2:52:39

安室を見送る七海



なんとなく流されてい生きている七海が、流されに流されて、真白と出会い、

今までに感じることのなかった、真に必要とされる関係を築いていく。

夢のような生活の描写と、それが終焉にむかう場面、

まさしく夢み心地からさめる感じで素敵だと思う。


最後の数分で、今まで声の小さかった七海が、大声をだして安室に感謝するシーンなどにあらわれていて、

七海が少しづつ覚醒していく部分が、人の成長を描けていてとてもいい映画だと思った。


最後の数分は特によい。悲しみと笑いと驚きと、G線上のアリア、

一度にくるとさすがに意外性に涙腺の壁が決壊。






真白のために眺めのよい部屋を借りたと思う。そのベランダで結婚指輪を空想する七海。

とても長くて素敵な夢だったに違いない。


SNS・・猫をかぶって生きるか・・・

きれいな絵

照明なしでとった映画とのこと。

自然光ってよいな。

3時間の大作、もう一回みよう。


流されて何となく生きていて、少し変わりたい方へ

夢の世界を見たい人へ


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