トイレのピエタ

余命3カ月の園田宏(野田洋次郎)は画家になる夢にやぶれ窓ふきのアルバイトをして生活するフリーター。ある日バイト中に突然倒れて、病院で精密検査をうける。その結果を家族と一緒にきかなければならないが、病院で偶然しりあった女子高生の真衣(杉咲花)に妹役をたのんで検査結果をきく。

余命3カ月を宣告された宏は、死の恐怖におびえながらも生にむきあっていく。

監督 松永大司 脚本 松永大司




この映画はいいなぁ。

切ないし人生最後の光にあふれている。

こころがあつくなった。


1:23

エルガーの『威風堂々』


死と向き合い、故郷の景色をみながら、

威風堂々の鼻歌を歌う。

応援してくれた父、自分のふがいなさ、あきらめてしまった夢、

人生の終焉を思い、涙する主人公をみていると

こらえるのはむずかしい。


威風堂々なんてラストを感じさせる曲だから

本当にぐっとくる。

役者じゃないのに、歌手なのに、胸に圧迫感おぼえる。


1:30 40


だめだよ 死んじゃ

わたしが生きてんだから生きろよ。



1:53:43

最後のセリフとてもいい。



自暴自棄の心が光をとりもどし、

命が最後に輝いた瞬間。

今、生きていると思える瞬間がなんなのかは人それぞれだけど、

本当に生きているなぁという実感しながら年を重たい。


人生を見失った人

涙を流したい人にみてほしい

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